生活リズムと毎日の過ごし方
平日と休日で生活時間がずれる方、在宅勤務で1日の区切りがあいまいな方へ。起床時刻を軸にした生活リズムの整え方と、平日と休日の時刻比較表の作り方を解説します。
平日は早起きしているのに、休日は昼近くまで寝てしまい、月曜日の朝がつらい。在宅勤務になってから、仕事の始まりと終わりがあいまいになった。こうした悩みは、生活リズムのずれから生まれていることがあります。
この記事では、生活リズムの考え方と、起床時刻を軸にした整え方、休日や在宅勤務での過ごし方の工夫を紹介します。最後に、平日と休日の時刻を比べる表の作り方も紹介します。
生活リズムとは何か
この記事でいう生活リズムとは、起きる、食べる、活動する、休む、寝るといった1日の行動が、毎日どのくらい同じ時刻に繰り返されているかということです。
毎日まったく同じ時刻に行動する必要はありません。ただ、日によって時刻が大きく変わると、眠くなる時間や食事をとる時間が定まらず、体調の変化を感じやすくなります。
起床時刻を軸に考える
生活リズムを整えるときは、就寝時刻よりも起床時刻から考えるのがおすすめです。寝る時刻は「眠くならない」「用事が終わらない」など自分でコントロールしにくい一方、起きる時刻はアラームで決めることができるからです。
まずは、平日の起床時刻をそろえることから始めます。起床時刻が決まると、朝食、外出、昼食の時刻も自然とそろいやすくなります。
朝の光と室内の明るさ
起きたら、カーテンを開けて部屋に光を入れましょう。朝に明るさを感じることと、夜に照明を落として暗くすることの両方が、生活リズムの切り替えに役立ちます。
北向きの部屋や窓の小さい部屋では、朝でも室内が暗いことがあります。その場合は、窓際で朝食をとる、照明をつけて明るくするなどの工夫ができます。
夜は、寝る1時間ほど前から部屋の明かりを少し落とすと、休む時間への切り替えがしやすくなります。
休日の過ごし方とずれの考え方
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」に関連する資料では、週末に長く寝る、いわゆる「寝だめ」の習慣は、平日の睡眠不足のサインであると紹介されています。
休日に長く寝てしまう場合は、休日の過ごし方だけでなく、平日の睡眠時間が足りているかを見直すきっかけにしましょう。
休日の起床時刻は、平日との差をできるだけ小さくするのがおすすめです。どうしても寝足りない場合は、起床時刻を大きく遅らせるよりも、早めに布団に入るほうがリズムを崩しにくくなります。
在宅勤務での1日の区切り方
在宅勤務では、通勤という切り替えの時間がなくなります。そのため、仕事と生活の境目があいまいになりがちです。次のような区切りを作ってみましょう。
- 仕事を始める前に、着替えて短い散歩をする
- 作業する場所と食事・休憩をとる場所を分ける
- 仕事の終わりにパソコンを閉じ、照明を切り替える
作業する部屋が暑い、寒い、暗いといった環境の問題も、集中や休息に影響します。日中を過ごす部屋の状態もあわせて確認しておきましょう。
実践例:平日と休日の時刻比較表
1週間のうち、平日の代表的な1日と休日の1日について、次の表に時刻を書き出してみます。
| 項目 | 平日 | 休日 | 差 |
|---|---|---|---|
| 起床時刻 | 6:30 | 9:30 | 3時間 |
| 朝食 | 7:00 | 10:00(昼食と兼用) | 3時間 |
| 昼食 | 12:00 | なし | ― |
| 夕食 | 20:00 | 19:00 | 1時間 |
| 就寝時刻 | 0:30 | 1:30 | 1時間 |
この例では、起床時刻の差が3時間あり、休日の朝食と昼食がまとまっています。まずは、休日の起床時刻を1時間早めることから始めると、無理なく差を縮められます。
差が2時間以上ある項目から1つ選んで、見直してみましょう。
チェックリスト
- 平日の起床時刻がおおむねそろっている
- 起きたらカーテンを開けて光を入れている
- 夜は寝る前に部屋の明かりを落としている
- 休日の起床時刻と平日の差を把握している
- 休日に長く寝る場合、平日の睡眠時間も見直している
- 在宅勤務の始まりと終わりの区切りを決めている
- 作業する場所と休む場所を分けている
- 平日と休日の時刻比較表を作った
まとめ
- 生活リズムは、1日の行動がどれくらい同じ時刻に繰り返されているかで考えます。
- 整えるときは、自分で決めやすい起床時刻を軸にします。
- 朝は光を入れ、夜は明かりを落とすことで、活動と休息を切り替えます。
- 平日と休日の時刻を比べ、差の大きい項目から少しずつ縮めます。
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参考資料
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」 https://www.mhlw.go.jp/content/001305530.pdf
- 全国健康保険協会「学ぼう!働く世代の睡眠 第5回 睡眠のガイドライン」 https://www.kyoukaikenpo.or.jp/file/suiminkoramu_5kai_phone%20.pdf
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